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意味変化

Traugott (1989) の意味拡張の方向として「外在的な意味」から「内在的な意味」への変化が生じるとしている。現実的な意味から比喩的な意味への拡張のことである。

(1)
a. 街燈のあるところにいた方が安全です。
b. 姉のすんでいるところに落ち着いた。
c. 論文を書いているところに電話がかかった。
d. 朝食の準備が半分いったところに友達が来た。

(1a) の「ところ」は外在的な「場所」を表している。しかし (1c) になると空間から時間へと拡張がなされている。さらに (1d) の「ところ」はさらに拡張が進み「時間」から「状態」へと拡張されている。このような意味変化が文法化を推し進めるのである。

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by miyakmae | 2019-11-09 07:55 | 言語 | Comments(0)

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