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SVOO

間接目的語と直接目的語の2つの目的語を取る動詞は一般に授受構文と受益構文に分かれる。

(1)
a. John gave Mary a book.
b. John bought Mary a book.

(1a) が授受構文で (1b) が受益構文である。これら動詞は動詞句内で交替が起きる。

(2)
a. John gave a book to Mary.
b. John bought a book for Mary.

交替が起きた場合、授受構文の場合は前置詞 to が使われ受益構文の場合は前置詞 for が使われる。日本語ではこの交替を英語のように前置詞で区別するのではなく、補助動詞で表すのが一般的である。

(3)
a. ジョンがメアリーに本をあげた。
b. ジョンがメアリーに本を買ってあげた。

(1) の英文は (3) の日本語と並行的である。一方、完結性のない (2) は授受構文は問題がないが受益構文は日本語では与格では使えない。

(4)
a. ジョンが本をメアリーにあげた。
b. ??ジョンが本をメアリーに買った。

非完結性のある部分解釈をする表現では日本語では「に」を使って受益構文を表すことはできない。

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by miyakmae | 2019-10-12 08:09 | 言語 | Comments(0)

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