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sluicing

Ross の有名な間接疑問縮約を英語では sluicing というが、 sluice のもともとの意味を知らなかった。縮約から当然、 curtail とか cut off というような意味がもとであると思っていたのであるが、全然異なり、sluice とは lock gate の門のことであった。水門である。これから水を入れないようにするという意味で縮約などの意味がでたのであろうが、実際は「切り取る」とか「省略する」という意味ではなく、水門を開けて水をどっと流すという意味の方が一般的みたいである。 sluice は語源的には exclude 「排除する」という意味でま、水門のことなのであろう。しかし日常的にはその水門を開けて deluge するとか flood in abundance という意味で、言語学で使う sluicing とはなんとなく反対の意味なのであるということを知って驚いている。
 このような sluice とか deluge とか stream などその動きの様態をも動詞の中にいれて表現するのが英語の特徴である。動詞そのもので日本語の擬態語などの副詞句で表す表現を一つで表すのが英語の特徴なのである。だから sluice を英訳すると flow in abundance とか flow in profusion とかになるのであろう。このような流れの様態を描写する英語も実際には多く存在する。人や動物が「ぞろぞろと」出てきたり入っていくような様は stream とか file という様態を表す動詞のみで表現することもできるだろうが、日本語のように副詞句で walk in droves とか run in flocks とか come out in groups ともいえるであろう。

by miyakmae | 2019-05-18 10:08 | 言語 | Comments(0)

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