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結果構文

1)
a. John painted his house red.

(1a) のような結果を表す形容詞や前置詞句を最後につける文を結果構文という。誰かが何かをしてその結果どうこうなったということを表す文である。いわゆる目的語の状態を表すのであるが

(2)
a. John ate his friend out of the house.
b. John drank him under the table.

(2) のように eat は食べ物を目的語にとるが実際人肉を食べなければ (2a) のように his friend を目的語にするのは変であるが (2a) は問題ない。「ジョンがあまりにも食べたので友達が家を出て行ってしまった」というような意味である。 (2b) も同じく「ジョンは彼をあまりにも飲ませてテーブルの下に転がせてしまった」みたいな意味です。こうなるとなんでもかんでも結果構文になってしまいそうですが、実はそうもいかないのです。

(3)
a. *The lions frightened the campground empty.

(3a) のようには言えないのです。 (2) と (3a) いったいどこが違うというのでしょうか。日本語の結果構文は複合動詞で表すものてそのようにあらわすことができないものとあるのですが、いったいわれわれはどのように結果構文を理解しているのでしょうか。
結果構文_b0356108_08491924.jpg

by miyakmae | 2018-07-26 16:50 | 言語 | Comments(0)

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