5文型

b0356108_15453015.jpg
日本の学校で教わる5文型は非常にコンパクトに動詞を分類しているが単純に5文型に分けることができないのを無理に5文型に分類することで少々無理を生じさせてしまう。その中で一番大きな間違いが SVCと SVO の主語の扱い方にある。

(1)
a. The dispute threatens to spread across the country.
b. John condescends to speak with his neighbors.

(1a) は多分 SVC の不完全自動詞とみなし、(1b) は to 不定詞を目的語にとる完全他動詞の SVO とみなされるだろうが、一番の欠点は両方とも S はそれぞれの動詞の主語で共通な特徴を持っているという点である。動詞の分類は実に正確なのであるが (1a) の dispute はもともと spread の主語でそれが主節主語の位置に移動したものであり、 (1b) の John は主節動詞 condescend のもともとの主語であるということの違いを見分けていないことである。

(2)
a. [ ] threatens [the dispute [spread across the country]]
b. John condescends [PRO [to speak with his neighbors]]

(1a) はいわゆる繰り上げ動詞であり (1b) はコントロール動詞であることの違いを日本の5文型では無視してしまっている点が非常に残念な点である。



[PR]
by miyakmae | 2018-07-18 02:42 | 言語 | Comments(0)

言語学と猫のブログ    HP「英語と日本語の窓」は    http://miyak.web.fc2.com


by miyakmae