人称と言語
2018年 04月 08日
noとbodyの機能
body: 主格を表す名詞
no:① 主格名詞であるbodyに「全ての」という意味を付ける形容詞的機能。→「全ての体が」「誰もが」
②動詞を否定する副詞用法
機能としては主格名詞であるだけではなく、動詞を否定する副詞的機能があるが
形態としてはnoとbodyがくっついた単なる名詞である。
特に、副詞用法についてはnoから意味が推測できるが
「全ての」という意味がeveryやanyなど無しで
noやbodyという単語から何故生まれるのかが想像しにくい。
しかし、実際そのような訳になっているし
Weblioなどの辞書に有る「誰も~ない」「誰もいない」というのは、名詞ではないので主語になりえない。
日本語には多分、このような副詞的機能を併せ持つ一語で表現できる否定代名詞のようなものは無いですよね?
他にも色々な可能性を1日中悩んで考えましたが、自分で納得できず
結局、「全ての」みたいな意味が何故noから生まれるのかというのを、そういうものなんだと無理やり納得するのが
一番矛盾がないのかなと思いました。
一つの語で名詞と副詞という異なる品詞の働きを同時に行うなんてありえないという固定観念が
僕を苦しめていたのかなと思いました。
個人的には納得したのですが
他にもいい感じの解釈ってありますでしょうか?
例えば僕の解釈でいくと
Nobody is here.は、全ての人がここには存在しない。
nobodyが全ての人を表す代名詞。とis(存在する)を否定する副詞機能を同時に併せ持つ。
となり、非文ではないような気がします。
Weblio辞書には
Nobody is hereはなかったですが
「
Nobody is there.例文帳に追加
そこには誰もいない - Weblio Email例文集
」
などのSVC型の例文はありました。
https://ejje.weblio.jp/sentence/content/Nobody+is
非文ではないけど、ネイティブが通常用いる形ではないということでしょうか?