arguably

arguably は「主張できるように」という意味であるが、普通は「ほぼ確実に」と certainly とか 100% for sure というにはちょっとおこがましいので控えめに言う時に使われる。だから大半の意味は for sure と同じくらいの意味で使う。

(1)
a. John, arguably, will die.

(1a) は「確実にジョンは死ぬ」という意味で蓋然性が 100% とまでは言わないが、非常に高い確率で死ぬという意味である。この arguably 副詞の使い方もちょっと不思議であるが、形容詞の arguable はさらに不思議で1語で反意語を表す。

(2)
a. It is arguable that he has made a mistake.
b. It is arguable whether he has made a mistake.

(2a) の arguable は「確かである」という意味で (2b) の arguable は「疑わしい」という意味でまったく反対の意味を表しているのである。普通、述語は疑問文を補文にとる述語と、疑問文と肯定文の両方をとる述語と疑問文を補文にとらない述語に3分される。

(3)
a. John wonders what Tom likes.
b. John forgets what Tom likes.
c. John asserts that Tom likes cats.

(3a) のタイプが疑問文を補文にとり、 (3c) のタイプが疑問文を補文にとらないタイプで (3b) が疑問文と肯定文を補文にとるタイプである。 arguable は (3b) のタイプなのである。補文の命題が不確実性を持っていても、不確実性を持っていなくては可能な述語なのである。「確かである」は不確実性のない時の意味で「疑わしい」は不確実性があるときの意味である。副詞の arguably は不確実性のない「確かである」という形容詞の副詞形なので「ほぼ確実に」という意味になったのである。

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by miyakmae | 2017-09-10 05:10 | 言語 | Comments(0)

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