Talmy (1985) の動詞の類型論的分類から英語は動詞に様態を conflate する言語である。そのため副詞で様態を表す日本語の話者にとっては、manner が conflate された英語の動詞はどうも使いにくい、というより認識しにくい。
(1)
a. topple
(1a) は top である head からバタンと倒れ落ちることで fall forward という意味である。しかしゲルマン語系の英語は forward とかの様態の副詞を使うことなく topple と1語ですべてを表すのが一般的である。 tumble でもいいかもしれない。但し topple の top は「頭」であるから headlong に倒れるので go belly up の方である。
(2)
a. do a pratfall
(2a) とは異なる。 pratfall は「しりもちをついて倒れる」のである。同じ fall でも stumble や stagger はなにかにつまずいて fall down してしまうことである。 stumble は stump につまずいたり、 stagger は実際まだ倒れていないが、誰かに押されて「よろよろとする」ことである。