will と「が」

助動詞 will は「意志」や「推測」を表す。迂言的な用法の1つに形容詞を使った be going to がある。両方とも「意志」や「推測」を表すが、日本語の「は」と「が」のような違いがある。

(1)
a. The phone is ringing. I will get it.

(1a) は電話がなったので出るという意味であるが、このような時には be going to が使われないということはよく知られている。「いつも」ではなく「今、決定してする」場合には助動詞の will が使われ、もうすでに「決定している」ことに関しては be going to が使われる。

(2)
a. We are going to have a party.

(2a) は「パーティー」があるのはもうすでに前々から決まっていて、それが未来において生じるという状況である。そのような時には be going to go を使う。これらは日本語の「は」と「が」の使い方と並行的である。「は」は「いつもする時」に使われる。一方、「突然、決定して」今からする時には「が」が使われる。これゆえ「は」は形容詞や名詞が述語になった場合に使われ、「が」は動詞が述語になった場合に使われると言われる。 (1a) の後半の文は「は」でいうと非文となる。

(3)
a. あ電話がなっている。*私は出る。
b. あ電話がなっている。私がでる。

(3a) が非文となるのは「今電話に出ることを決めた」にもかかわらず topic marker の副助詞「は」を使ったからである。これは (1a) の後半に be going to を使うのと同じである。一方、 (2a) は今決定したことではなく、前にすでに決めていたことなので be going to を使う。これを日本語にすると「が」にすると非文となる。

(4)
a. *わたしたちがパーティーに行く。
b. わたしたちはパーティーに行く。

英語でも

(5)
a. Why don't you come to the beach?--Sorry, *we will go to a party.
b. Why don't you come to the beach?--Sorry, we are going to a party.

(5a) が変なのはその場で「パーティーへ行くこと」を決めたわけではなく、以前から「パーティーに行く計画」があったからである。そのような時には will は使えず、be going to でしか言えないのである。日本語でも「は」を使うと非文になるのと同じである。

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by miyakmae | 2017-06-01 05:55 | 言語 | Comments(0)

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