説明科学的言語学

言語学も体系的な言語の様相を調べてその構造を詳しく説明する記述言語学と因果法則によって演繹的に言語の様相を分析しようとする説明科学的言語学の2種類に分かれる。記述的言語学は動物分類学のようにいろいろな言語を調査して分類していく知識的で類型論的な分析を行う。説明科学的言語学は抽象化された演繹的知識を使ってなるべく多くの現象に適応できるように推論的規則から論理的結論を導こうとする。途中から言語学の研究に加わったので、いままでの知識の量に依存する記述的言語学ではいままで蓄積してきた人たちとは対峙できないと思い、理論中心の説明科学的言語学の方法をとるようになった。最初のとっつきは難しいが、一度、理論を理解すればアルキメデスの原理やニュートンの法則を使って分析していくのと同じく、一人で演繹モデルを組んでやっていけるかである。そのため記述言語学者たちがするようないろいろな人間の言語に対する興味が薄れ、言語学の研究なのに個別の言語の習得にはまったく関心を示さないで、人間の言語一般の分析をやってきた。本末転倒であったのかもしれない。

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by miyakmae | 2017-04-16 07:13 | 言語 | Comments(0)

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