補助動詞で「ある」がつく場合と「いる」が付く場合、どうも animacy と一致しないのはなぜかわからなかったが、どうも morphology の問題であるということに気付いた。
(1)
a. 木が植えてある
b. 木が植わっている
c. 木が植えられている
「植える」と「植わる」を比べると自動詞はどうも他動詞「植える」に自動詞辞の -ar- を付けてできている。つまり「植わる」は「植える」+「ある」が形態的に語彙化されてできているので再び統語的に「ある」を付けると非文になるのではないかと思う。