英語の進行形
2017年 01月 09日
英語の進行形はなんでも「~している」とか「している途中」で訳させられていたが、すべて「している」では日本語にならない例がたくさんある。意図的な行為か事象的な描写かに分ける必要がある。
(1)
a. John is going to the station.
b. John is arriving at the station.
(1a) の John の意志にかかわる行為は「している」でも問題ないが (1b) のような事象の描写を表す文では「駅に到着している」では合わない。普通、主語の意図が表れない事象の描写を表す文は「そうだ」がぴったりする。
(2)
a. ジョンは駅へ行っている途中だ。
b. ジョンは駅に到着しそうだ。
事象的な描写を表す場合は進行形が話者のモダリティーを表しているのである。
(3)
a. John is diving into the sea.
b. The house is falling down.
(3a) の be + ing は単なる文のアスペクトを表しているだけだが、 (3b) の be + ing はモダリティーを表しているのである。