英語の冠詞

やはり英語の冠詞は日本語話者は弱いみたい。 a kind of novel にやはり a kind of a novel と不定冠詞をつけたがる。どうも学校で名詞には不可算名詞と可算名詞に2分されるのであるという説明が脳の奥まで浸透しすぎているせいだと思う。「この名詞は不可算だから a はつかないのではないですか」、とか、「この名詞は可算名詞だから a をつけなくてはいけないのではないでしょうか」、という質問が非常に多い。その都度、可算名詞とか不可算名詞なんていうのはないんだと言っても納得しない。「辞書に書いてあるではないですか」と反論して Genius かなにかを持ってくる。本当にあの辞書は嫌いだ。なにが Genius だ Dumb に名前を変えろ。

(1)
a. There is more desk for two people working on their project.
b. There are more desks for two people working on their project.

deskは a もつくし a なしでも全く問題がなくただ a がつく可能性が高いというだけで desk を可算名詞であるといったら (1a) のような表現ができなくなってしまう。 (1a) も (1b) も両方とも可能なので desk をどのように認識するかどうかで不定冠詞がついたりつかなかったりするだけである。

(2)
a. He wrote a letter in pencil.
b. He held a pencil in his hands.

pencil も a がついたりつかなかったりする。それは pencil をどのようにとらえるかどうかの問題で pencil は可算名詞であるとか不可算名詞であると固定されて決まっているわけではない。基本的にどのような名詞でも a がついたり、a なしで使うことも可能である。

中学校で習う

(3)
a. I went to school.
b. The police officer went to a school.

(3a) をイディオムとして教えるからダメなのである。 school は school で a もつくし、 a なしでも使うということを教えるべきである。われわれは school を homogeneous な構成素から構成されていると捉えるか heterogeneous な構成素から構成されているかどうかで a がつくかつかないかを決めているだけなのである。

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by miyakmae | 2016-05-08 08:54 | 言語

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