中間態

to be continued はなぜ「続く」なのか

文法を形式化するのに binary feature を使って2分する方法を使う。動詞の品詞は[+V-N]として名詞の品詞は逆に[-V+N]とすることでほかの品詞を表すことが可能となる。たとえば形容詞は[+V+N]で表せるし前置詞は[-V-N]で表せて4つの品詞を2つの素性で表現できて非常に経済的である。

言語の分析も基本的にはこのように binary featureを使いプラスとマイナスで表現するがすべてがプラスとマイナスというように離散的に2分されるわけではない。言語は連続的でファジーな中間のものもあるのである。形容詞や前置詞も動詞や名詞と比べるとどちらともいえない中間的な品詞となるといえる。言語は分析する上では2極化させて2分しながら実際にはその中間のものが存在する連続的なものなのである。

態も一般に能動態と受動態とに分かれるが、実際にはその中間の中間態というのが存在している。能動態で表しながら受動的な意味を表したり、受動態で表しながら能動的な意味を表すことがあるのである。
(1)
a. This flower semlls good.
b. This book sells well.

(1) は能動態で表しながら受動的な意味をあらわしている。

(2)
a. I am interested in linguistics.
b. I was born in Fukui.

(2) は受動態(実際には受動形容詞)で表しながら能動的な意味を表している。

テレビ番組の終わりに to be continued などと話が終わらなくて次のepisode に続く表現も形式的には受動態で表されるが be married to とか be headed for と同じく、意味は能動的な中間態なのである。能動態を[+ACTIVE-PASSIVE]で表し受動態を[-ACTIVE+PASSIVE]で表すなら (2)や to be continued などの表現は[+ACTIVE+PASSIVE]で表すことができるのである。

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by miyakmae | 2015-01-01 00:00 | 言語

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