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-ize

ギリシャ語の-izeはフランス語の動詞語尾の -ire になり英語に入ってきて形容詞や名詞につき動詞を形成する。ただ意味がいろいろとある。

(1)
a. standardize
b. crystallize
c. texturize
d. hospitalize
e. despotize
f. philosophize
g. oxidize

基本は make という意味だが (1f) のように do という意味や (1g) のように become という意味にもなる。 (1) の用法はそれぞれ次のようになる。

(2)
a. causative
b. resultative
c. ornative
d. locative
e. similative
f. performative
g. inchoative

つまり (1a) は make x とか cause to become x という意味だし (1c) は make x go to something だし (1d) は make something go to x で、 (1e) は act in the manner of x で (1f) は do x で (1g) は become x である。なぜこのような polysemy を産むかはそれぞれの root の意味役割によるのだろう。

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by miyakmae | 2017-03-31 07:08 | 言語 | Comments(0)

SVOC

学校で学ぶ SVOCは基本的に3種類の構文に分かれる。

(1)
a. John believes Mary beautiful.
b. John ate the fish nude.
c. John ate the fish raw.
d. John makes Mary sad.

(1a) はいわゆる小節と呼ばれるものである。 (1b) は主語指向の2次述語と呼ばれる。また (1c) は目的語指向の2次述語である。最後の (1d) がいわゆる結果構文と呼ばれる SVOCである。このようなものをすべて同じに扱うのはあまりにも形式主義的である。

(1a) の小節と呼ばれるものは、動詞が認識動詞であるのが特徴である。これは that 節や例外的格表示構文でも表すことができるが微妙にニュアンスが異なってくる。

(2)
a. John believes that Mary is beautiful.
b. John believes Mary to be beautiful.
c. John believes Mary beautiful.

(2a) は客観的な表現でもしかしたら John は直接 Mary に会っていなくて、人のうわさを聞いただけで信じた場合もありうる。一方、 (2b) の例外的格表示構文や (2c) の小節は主観的な表現で直接に Mary に会って強くそのように感じた場合に使われる。だから他人の感情は主観的な (2c) のような構文で表すと非文になる可能性がある。

(3)
a. John believes running fun.
b. *John believes running refreshing to Tom.


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by miyakmae | 2017-03-30 08:35 | 言語 | Comments(0)

三四郎17歳

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by miyakmae | 2017-03-29 05:47 | ペット | Comments(0)

南アルプス

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by miyakmae | 2017-03-28 10:10 | 写真 | Comments(0)

judgment verbs vs implicative verbs

judgment verbs は肯定文でも否定文でもある presupposition を真とする。

(1)
a. John regrets kissing Mary.
b. Does John regret kissing Mary?
c. John kissed Mary.

(1a) も (1b) も (1c) を前提とする。しかし implicative verbs は肯定文と疑問文では presupposition が変わる。

(2)
a. John happened to kiss Mary.
b. Did John happen to kiss Mary?
c. John kissed Mary.

(2a) は (2c) を presuppose するが (2b) は (2c) を presuppose しない。だから If A entails B and also negative A entails B, then A semantically presupposed B and negative A semantically presupposes B. は気を付けなくてはならない。

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by miyakmae | 2017-03-25 07:57 | 言語 | Comments(0)

WH語句

英語の頭に汚染されてしまうと who は「誰」で what は「何」と簡単に思ってしまう。つまり日本語でも英語の Wh 疑問詞と同じものがあって同じような働きをしていると勘違いしてしまう。この勘違いは正しくもあり、間違ってもいる。もともと日本語の「誰」とか「何」は疑問詞というよりはそれ自体では意味が確定できない不定代名詞である。

(1)
a. 誰もが参加した。
b. 誰が参加したか。
c. 誰でもが参加した。

日本語では「誰」は英語の who ではなく、いわゆる副助詞とよばれる「も」とか「でも」などがついて初めて意味が確定する量化詞なのである。「どの」も which ではなく「も」とか「でも」と結びついて初めて意味を確定する不定代名詞なのである。

(2)
a. どのりんごも食べてください。
b. どのりんごでも食べてください。
c. どのりんごを食べましたか。

(2) はそれぞれ

(3)
a. Eat every apple.
b. Eat any apple.
c. Which apple did you eat?

のようになる、つまり「誰」とか「何」とか「どれ」は副助詞や終助詞と結びついて、つまり量化されて初めてその意味が確定する不定代名詞なのである。別の言い方をすると英語の Wh 語も量化詞みたいに演算子として分析すべきなのである。


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by miyakmae | 2017-03-24 08:29 | 言語 | Comments(0)

動作主テスト

agentivity のテストは deliberately という副詞と共起可能かとか疑似分裂文でいえるかどうかなどがある。動作主は一般に animate なのであるが、 inanimate も agentivity を表す。agentivity を表す inanimate NP は natural force であったり machine であったり projectile であったりする。これらは do を使った疑似分裂文のテストが使われる。

(1)
a. John killed Tom.
b. John deliberately killed Tom.
c. What John did was kill Tom.
d. *What happened to John was kill Tom.

(1a) は animate の動作主である。 what happen to S は使えない。

(2)
a. The wind opened the door.
b. *The wind deliberately opened the door.
c. What the wind did was open the door.
d. *What happened to the wind was open the door.

(2a) は inanimate の動作主で natural force である。次に inanimate の動作主で machine の場合は

(3)
a. The machine stamps holes in the board.
b. *The machine deliberately stamps holes in the board.
c. What the machine does is stamp holes in the board.
d. *What happens to the machine is stamp holes in the board.

(3a) は inanimate の動作主で machine の場合である。次に projectile が動作主の場合は

(4)
a. The hammer broke the window.
b. *The hammer deliberately broke the window.
c. *What the hammer did was break the window.
d. *What happened to the hammer was break the window.

同じ inanimate の動作主でも agentivity が異なってくる。

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by miyakmae | 2017-03-23 08:39 | 言語 | Comments(0)

意味役割

thematic roles は人によっていろいろあり一致した見解が得られていないが、 Van Valin (1997) のように細かく分けた方がいいのかもしれない。

(1)
a. The window is broken. broken' (x) Patient
b. Horses exist. exist' (x) Entity
c. The cat is here. be-Loc' (x,y) Theme, Location
d. I hear the sound. hear' (x,y) Perceiver, Stimulus
e. I know the fact. know' (x,y) Cognizer, Content
f. I want money. want' (x,y) Wanter, Desire
g. I consider that it is not fair. consider' (x,y) Judger, Judgment
h. I have money. have' (x,y) Possessor, Possessed
i. I feel happy. feel' (x,y) Experiencer, Sensation
j. I love her. love' (x,y) Emoter, Target
k. I am a student. be' (x,y) Attributant, Attribute
l. I run. do' (x,Φ) Effector
m. I walk. do' (x,[walk' (x)]) Mover
n. I spin. do' (x,[spin' (x)]) St-Mover
o. The lamp shines. do' (x,[shine' (x)]) L-emitter
p. He gurgles. do' (x,[gurgle' (x)]) S-emitter
q. I sing a song. do' (x[sing' (x,(y))]) Performer, Performance
r. I eat rice. do' (x[eat' (x, (y)))]) Consumer, Consumed
s. I write stories. do' (x[write' (x, (y))]) Creator, Creation
t. He taps my shoulder. do' (x[tap' (x, (y))]) Effector, Locus
u. I see the house. do' (x [see' (x, (y))]) Observer, Stimulus
v. I use the car. do' (x [use' (x,y)]) User, implement


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by miyakmae | 2017-03-22 07:37 | 言語 | Comments(0)

「も」

「も」はよく positive polarity と呼ばれ否定のスコープの外にある。

(1)
a. 太郎はハンバーガーも食べなかった。
b. 太郎もハンバーガーを食べなかった。

(1a) は「太郎はケーキを食べなかったがハンバーガーも食べなかった」というような意味で「食べなかった」は「も」を否定しているわけではない。また (1b) も「次郎はハンバーガーを食べなかったし、太郎も食べなかった」というような意味で「も」を否定しているわけではない。しかし「も」は複文になると

(2)
a. 太郎は次郎がハンバーガーも食べたと思っていない。

(2a) は「太郎は次郎がパンは食べたが、ハンバーガーも食べたとは思っていない」というように「も」のみが否定されている。miyagawa (2010) は「も」句が TPの指定部に移動するからだとして、これは A移動であると分析する。

(3)
a. Who does Mary's mother like?
b. Who seems to Mary's mother to be kind?

(3a) の who は CPの指定部に移動しているが (3b) の who は TPの指定部に移動している。これらの違いは who は (3a) では Mary を指す可能性は低いが (3b) では who は Mary を指すことができる。(3a) の who の移動と (3b) の who の移動はことなる。 (1) の「も」句は (3b) の移動と同じだとするのである。

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by miyakmae | 2017-03-21 08:42 | 言語 | Comments(0)

この部屋猫くさいね

「この部屋猫くさいね」はやはり

(1)
a. この部屋猫くさいね。
b. This room smells of cat.

(1b) が一番いいだろうし、「車が一番いい交通手段だね」も

(2)
a. 車が一番いい交通手段だね。
b. Car is the best means of transport.

(2b) が一番いいかな。「フルートに合わせて歌った」は

(3)
a. フルートに合わせて歌った。
b. She sang to flute.

(3b) が市場いいいいかな。当然、「スープに玉ねぎいれてね」は

(4)
a. スープに玉ねぎ入れてね。
b. Put onion into the soup.

「犯罪は防がなくちゃ」は

(5)
a. 犯罪は防がなくちゃね。
b. We need the prevention of crime.

「鉛筆で書いてください」は

(6)
a. 鉛筆で書いてください。
b. Write in pencil.

「彼の言葉にはいくつもの意味がある」は

(7)
a. 彼の言葉にはいくつもの意味がある。
b. His words have several layers of meaning.

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by miyakmae | 2017-03-20 06:40 | 言語 | Comments(0)


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