カテゴリ:哲学( 3 )

推論規則

われわれは現実の自然状態の中のいろいろな物理現象や化学現象を推論規則を使ってその原因を突き詰めようとするがついつい定性的な議論をしてしまいループ現象が起きてしまう。例えば A: 地球の平均気温が上昇して極の氷が融ける。B:氷が融けると極の氷が少なくなる。C:氷が少なくなると平均気温が上昇する。A→B→C→A→B→C→A・・・とループしてどれが原因でどれが結果なのかわからなくなってしまう。しかし次のように推論することも可能である。A:地球の平均気温が上昇すると海水の蒸発が進む。 B:海水の蒸発が進むと極地で雪が多くふる。C:極地で雪が多く降ると氷が増えて地球の平均気温を下げる。この推論も A→B→C→A→B→・・・とループ現象が起きる。自然の中の物理現象や化学現象は数学のような閉ざされた概念の公理系からなる推論と異なりある規則に関して厳密性を欠くことが多くある。そのため推論規則で議論する場合はそれぞれの規則が定量的にどのようになるのか厳密に行わなくてはループ現象に陥ってしまう。自然界の中での物理現象や化学現象はそれをある推論規則に当てはめて議論してもよいかどうかは確率的であり、つねに不確実性があるのである。学校で、つねに正解を出しなさいというような教育をしてしまうと厳密性に欠ける議論をしてしまう学生が増えてしまう。

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by miyakmae | 2017-05-06 20:32 | 哲学 | Comments(0)

推論

われわれはつい緩い推論をして論理的であると信じてしまう。
(1)
a. 魚は水の中を泳ぐ。
b. サンマは水の中を泳ぐ。
c. だからサンマは魚だ。

(1) は三段論法で major premise は正しい。 minor premise も正しい、しかしこのようなプロセスで conclusion をするやり方は正しくない。しかしわれわれは (1) は何か変であるが、でもやはり正しいのではと思ってしまう。fallacy of affirming the consequent 「後件肯定の虚偽」に気付かないのである。 (1) の推論は実は次のような推論なのである。

(2)
a. 魚はすべて水の中を泳ぐ、しかし水の中を泳ぐものがすべて魚とは限らない。
b. サンマは水の中を泳ぐ。
c. だからサンマは魚だ。

(2) は明らかに間違いであるというのがわかるが、(1) はなかなかわかりづらい。

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by miyakmae | 2017-03-17 08:28 | 哲学 | Comments(0)

帰納法

数学的帰納法という用語はどうして帰納法という表現を使うようになったのか不思議である。主に自然数におけるある命題の証明方法を数学的帰納法といっているが、実際は演繹法である。帰納法で証明することはできない。帰納法は未知のことがらについて、その判断が正しいかどうかを考えてある一般的な結論をおこなうことであるがその真理性は単なる蓋然的なもので定言命題ではなく確率命題を主張しているだけである。帰納の問題は確率の問題なのである。
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by miyakmae | 2016-01-01 00:00 | 哲学


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