動詞から名詞をつくる場合は一般に -al や -ion や -ment などをつけて名詞にする。それは問題ないのであるが、いわゆるゼロは派生辞をつけて転換で名詞にする場合もあり、両方のやり方が混在しているものがある。例えば repute の名詞は
(1)
a. Corruption brought the government into bad repute.
b. He has earned a reputation as an excellent playwright.
(1a) の repute と (1b) の reputation はどのように異なるのかよくわからない。多分、派生辞を付けて名詞に変換するのはロマンス語系の単語でゼロ派生辞をつけて転換で名詞に変換するのはゲルマン語系の単語なのではないかと推論はしている。
(2)
a. He made a boast of his accomplishment.
b. He boasted of his accomplishment.
(2a) の a boast はゲルマン語系の派生名詞だから転換で名詞になっているのであろう。しかしロマンス語系の単語でも転換で名詞になるからよくわからなくなる。
(3)
a. She took out her home-made preserve.
b. This house is in a poor state of preservation.
(3a) の preserve と (3b) の preservation は result と process の違いであろうが全く区別がつかないものがあるから事は簡単ではない。どうなっているのかな。