目的語の省略は英語では可能な場合と不可能な場合がある。しかし一般的には accomplishment をあらわすのではなく activity を表す場合に目的語が省略される。そのため一般的な語句は目的語の省略が可能であるが、特殊な特定的な目的語をとるような動詞は目的語を省略すると非文になってしまう。
(1)
a. John promised.
b. *John vowed.
c. John accepted.
d. *John endorsed.
(1a) は問題ないが神への誓いを示唆するような vow の場合は非文となる。 (1c) は問題ないが小切手の裏書をして「認める」とか公的な支持を与えるような endorse となると非文となる。
(2)
a. I protest.
b. *I oppose.
c. John found out.
d. *John discovered.
(2a) の protest は一般的な抗議を表すが (2b) の oppose はある特定の提案に対する反対なのであろうから目的語を省略してしまうと非文となる。 (2d) の discover も + specificity なので目的語を省略してしまうと非文になる。