not much of a cook

人を表す名詞は大半が動詞から派生してきたものなので、その人を表すというよりはそのような行動をする attributes を表すことが多くなる。 not good at の意味で使う not much of は of の後に何かをする人を必要とする。

(1)
a. I am not much of a cook.
b. I am not good at cooking.
c. I an not a good example of a cook.

(1a) は (1b) や (1c) の意味で「あまり料理が得意でない」という意味である。 (1a) の a cook は「料理をする人」を具体的に表しているというよりは「料理人の特質」や「料理人の料理の能力」を表しているので不定冠詞がついても実際に触ることのできる具体的な人というよりは、もっと抽象的な無冠詞の cook に近い。この not much of の反対が enough of だと思っているのだが、 enough of の後には行動する人を表す名詞ではなく、形容詞的な特質を表す人がくる。

(2)
a. I was enough of a coward to say so.
b. I was coward enough to say so.
c. I was cowardly enough to say so.

(2a) の a coward も不定冠詞が付いているが、具体的な人を表すというよりは、その人の attributes である「臆病さ」を表す名詞句で (2b) になるとほぼ形容詞になってしまっている。当然、品詞を変えて (2c) のようにも言える。not much of の後は行為を表す人名詞で enough of の後は形容詞から派生した特質を表す人名詞であるがそれぞれ反対の概念を表していると思う。


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by miyakmae | 2017-03-13 05:24 | 言語 | Comments(0)

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